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    深江歯科クリニックブログ

    昭和育ちの正月エピソード!

    あけましておめでとうございます

    新年早々、緊急事態宣言!・・その上、福岡にも雪が・・寒い

    どうやら今年も、激動の1年になりそうですね

     

    いつもの年なら、新年を迎え、新たな気持ちで「頑張るぞ!」と思うのですが・・

    今年は、なんだか年が改まった気がしません

     

    正月は日本最古の行事で仏教が伝来する以前から、日本にあったそうです。

    元々、御盆と同じで先祖を祀る年中行事だったようですが・・

    いつしか、無事に歳を重ねられたお祝いと豊作を祈る行事になったようです。

     

    今のような祝い方をするように成ったのは、庶民が豊かになった江戸時代からで・・

    庶民にとっては盆と正月が、プチ贅沢ができる特別な日になっていきました。

     

    確かに僕が子供の頃までは、正月はまだまだ特別な日で、1年で1番の楽しみでした。

    育ったのが、60年前の朝倉!農村地帯で・・社会全体が貧しかったのですが・・

    正月だけは特別で、どこの家も餅をついて、飼ってる鶏を料理・・プチ贅沢を味わってました!

     

    当然テレビはなく、暖を取るのは掘りごたつと火鉢だけで、どこの家もストーブはなかった。

    それでもみんなが一緒に休めて、ちょっと贅沢ができる正月は特別でした。

     

    そんな楽しい正月の準備中、僕の妹に悲劇が・・庭で鶏を潰そうとしてると・・

    首を切り落され鶏(ちょっと残酷)が、突然暴れだし妹に突進!・・妹は半べそで逃げ回り・・

    それ以来、妹は鶏肉を食べられません

     

    今では、考えられないエピソードですが・・滅多に食べられないと、残酷より食欲が勝っちゃいます

    人間、残酷とか可哀想とかいう感覚は、生活に余裕がないと湧いてこないもので・・

    ギリギリで生きてた当時では、鶏を潰すのは当たり前の事でした。

    誰もが貧乏だったけど、けっこう幸せだった気がします

     

    1月8日、午前中

    スタッフの一人が窓際で「雪だー!エモい!!」と騒いでます。

    エモいとは何じゃ?!・・最近、分からん言葉が多くなってきました