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    深江歯科クリニックブログ

    たった一本抜けるだけで、そんなに色んな事が起きるのだったら、歯周病で何本も抜けたら、もっと大変な事が起きそうですね?

    顎関節症だけを考えると、実はそうでもないんです。歯周病の場合、歯が噛むたびに動くので、多少歯並びが悪くても、関節の動きを妨げる事は少ないのです。つまり歯周病の患者様には、顎関節を併発する人は少ないのです。
    それより歯周病では、もっと重篤な病気を併発することがあります。最近になって、歯周病の患者様に心臓病、特に心内膜炎や、糖尿病、腎臓病、胃癌などが多い事が解ってきました。歯周病が進み始めると、歯肉が赤く腫れます。
    始めは炎症があるだけですが、直ぐに浸出液が出始めます。それが目に見えるようになると、所謂、膿が出ているという状態です。
    この膿が、食事をする度に胃の中に流れ込んだり、歯肉に有る毛細血管を通して、心臓をはじめ様々な所へと、運ばれます。
    そう考えると、ただの歯周病と、思っていると、大変な事になります。もちろん、それ以前に、歯周病では色々な解りやすい症状がありますので、その対策と共に後述します。