歯の神経を取るとは・・・
こんにちは。
今日は院長が忙しいので、橋本です。
さて、皆さん。よく歯医者で「歯の神経を取りましょう」という言葉を
聞いたことありませんか?
まあ、この言葉はよく聞いてはいけない言葉なんですが・・・。
まず、最初に勘違いされるのが、
神経を取る=歯を抜く
と思いこんでいる方がいるということです。
神経は歯の中にも通っているのですが、神経を取っても十分
歯を残せるケースは多いので、しっかり説明を聞きましょうね。
先日、この説明を、まだ神経の処置をしたことのない患者様にしたところ、
「手足でも神経がなくなったら動かせないから、残しても役に立たない
ですよね。歯も神経を取るくらいなら、いっそのこと抜いてしまった方が
いいんじゃないですか?」と質問されました。
なるほど、こういう考え方もあるのか、と自分自身が考えさせられました。
神経を取るといった、僕らが日常普通に行なっている処置が、患者様に
とっては一大事であり、その言葉の重みに改めて気付かされました。
歯は硬組織といって、手足のように動きを伴う組織ではありませんので、
強度や維持に問題なければ神経がなくても噛むことはできます。
ただ、神経が通っている管には血管も一緒に走っているので、
神経と一緒に血管を取った歯は、血液から栄養をもらえなくなるので
もろくなっていってしまいます。
ですから、「神経を取ってもまだ噛めるんだ」と安易に考えていると
どんどん歯はもろくなっていくので、しっかり歯磨きをして、
健康なままの歯を維持できるよう頑張って下さい。
もし、神経を取ることになってしまったら、弱ってしまった歯を
できるだけ良い材質(セラミックやゴールド等々)でリカバーして
あげて下さいね。
その後はしっかり定期健診でお口の健康状態を私たちと一緒に
管理していきましょう。
<博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
一般歯科、口腔外科、
インプラント、歯周病、顎関節症、難抜歯(親知らず)、審美、義歯など相談してください。
インプラントや義歯のトラブルもお気軽にどうぞ!